タオルの歴史

タオルの原型は、ハーレムで手工芸品として生産が盛んにされていたループ状(パイル)の織物にあります。ハーレムでは1850年頃コットン栽培が盛んで、そのコットンを活かした織物が盛んに作られ、技術もしっかり進んで美しい織物が流通していました。
そこへ、イギリス人ヘンリー・クリスティーが旅行で訪れ、その織物と出会って初めて見るその形状に大変興味を示しました。
手触りはそれまでクリスティーが手にした織物にはない独特の風合いがあり、とても柔らかく、その素材からは無限の可能性を感じました。

織物を気に入ったクリスティーは、母国イギリスへそれを持ち帰り、サミュエル・ホルトにそのすばらしさを伝えます。ホルトもその珍しい織物に魅せられ、すぐに手織りで試し始めました。これがやがて工業化され、「ターキッシュタオル」としてヨーロッパ中に広まったのです。
イギリスで成功を収めたホルトは、その後アメリカに渡って会社を設立し、全米へと知れ渡っていきました。

ほかにもタオルについての説はあり、発祥についての確実な文献は存在しません。
1811年のフランスで、タオルの原理が考案されたのが、発祥ではないかという説もあります。

ちなみにタオルの語源は、スペイン語の「トアーリャ」もしくはフランス語の「ティレール」からきていると言われています。
もともと“浴布”という意味で広く当てはまりましたが、現在は布面にパイルを有するテリー織りに限ってタオルと呼びます。